2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Computing at School

Computing at School (CAS) は、コンピュータ科学の教育を推進しComputingを教える教師をサポートすることを目的にするイギリスの非営利団体である。CASは2008年に Microsoft Research Cambridge の4人の活動から始まった(現在は 2万人以上のメンバーがい…

Switched on Computing (3)

Switched on Computing は、プログラミングや創作活動に偏ることなく、デジタルリテラシーを身に着けるための学習活動も充実した内容になっている。KS1とKS2の6年間で以下の内容を扱う。 電子メールの読み書き お絵かきソフトを使った作品づくり 写真の撮影…

Switched on Computing (2)

Switched on Computingの内容を見ていくと、プログラミングおよびデバッグは全体の約3分の1を占めていて、その他にデジタルリテラシーに関する内容が含まれることがわかった。 プログラミングに関する単元がどのように設計されているかに注目してみると、 …

Switched on Computing (1)

Switched on Computingは、イギリスEnglandの小学校の約4分の1、6000校以上で使われているとされる教師向けの手引書で、授業をどのように作ればよいかを手取り足取り丁寧に説明したものである。生徒用の教科書は用意されない。 イギリスの小学校も日本と同…

イギリスの教科Computing

小学校のコンピュータ教育が最も進んでいる国の一つがイギリスである。イギリスでも1995年までは独立した教科としてコンピュータ教育を行っていたわけではなかった。また、他の国と同じように、ICTリテラシに重点を置いた指導を行っていた。2010年頃から、コ…

子供にScratchを使わせてみてわかったこと

半年くらい前から11才の息子にScratchでプログラムを自由に作らせる試みを行っている。自分が昔そうだったようにゲームを作ることに興味があるようだ。私は試しに数か月の間、何も指示を与えることなく、勉強の合間の時間に自由に作品を作らせてみた。 Scrat…

そもそも何故プログラミング教育か

プログラミング教育必修化への流れは、安倍内閣の人材育成のための政策の一つで、その流れは2013年には始まっていたことがわかった。では、プログラミング教育は、義務教育の中でどのように位置づけられるのだろうか。 義務教育での学習内容は、誤解を恐れず…